週刊イエス

ここがヘンだよキリスト教!(イエスを愛する者のブログ) ※毎週水曜日更新予定※

【就活イエス6】「神が歴史に介入する瞬間を切り取る」野村恵悟@NHK報道カメラマン

「就活イエス」は、

エスを信じる人たちの、

「就活」「働き方」に迫っていくインタビュー記事です。

シリーズ第6弾は、野村恵悟さん!

f:id:jios100:20181022235310j:plain

【Profile】

名前:野村恵悟(Keigo Nomura)

生まれ:1992年

出身:北海道→大阪府熊本県

最終学歴:ICU国際基督教大学教養学部卒業

社会学・哲学宗教学ダブルメジャー

職業:NHK報道カメラマン

 

f:id:jios100:20180905032057j:plain 今日はよろしく! 

f:id:jios100:20181022235709j:plain よろしく~。

f:id:jios100:20180905032057j:plain 今は、NHKで働いているんだよね?

f:id:jios100:20181022235709j:plain そう。NHKの報道カメラマンをしているよ。初任地は愛媛県で、今は徳島県の地方局で働いてる。

f:id:jios100:20180905032057j:plain 報道カメラって、事件現場とか?

f:id:jios100:20181022235709j:plain そうそう。この間は、愛媛の刑務所から受刑者が脱走して広島に逃げたから、ずっとカメラを担いで向島という島に行ってた。でもそれだけじゃなくて、自分で企画を作って、リポートを撮ったりするよ。今まで10本以上作ったかな。

f:id:jios100:20180905032057j:plain リポートってどんなの?

f:id:jios100:20181022235709j:plain 自分が興味がある人やモノの企画を作って取材して、放送すること。例えば、船上のおでん屋さんや、ガラス細工職人の方に密着取材した企画なんかをやったよ。 

f:id:jios100:20180905032057j:plain お~。おでん屋さんの企画はおはよう日本でやってたね。

f:id:jios100:20181022235709j:plain もうショートバージョンしか残ってないけど、これだよ。

www3.nhk.or.jp

f:id:jios100:20180905032057j:plain  すげ〜〜。おでんも美味そう(じゅるり)

f:id:jios100:20181022235709j:plain  あとは、災害のときはヘリコプターに乗って上空から様子を撮影したりもするかな。

f:id:jios100:20180905032057j:plain すごい、ヘリコプターにも乗るんだ。

f:id:jios100:20181022235709j:plain うん。それだけじゃなくて、夏の間は甲子園のカメラマンもやるよ。今年は大阪桐蔭の根尾選手をずっと撮ってた(笑)

f:id:jios100:20180905032057j:plain え~~っ、スゴイ! スポーツのカメラマンもやるんだね。いろいろ気になるので聞かせてください。

 

f:id:jios100:20181023002206j:plain

↑ 甲子園でカメラマンも務めた。

 

 

▼3歳での信仰告白 〜家族の試練を通して働く神〜

f:id:jios100:20181023000003j:plain

f:id:jios100:20180905032057j:plain ケイゴはクリスチャンの家族だよね?

f:id:jios100:20181022235709j:plain そう。僕の祖父がアメリカから日本に来た宣教師でね。北海道の稚内で35年間、宣教をしてたんだ。その息子が僕の父親で、母親はhi-ba(ハイビーエー)というクリスチャンの団体のスタッフをしてた。

f:id:jios100:20180905032057j:plain お~。まさにバリバリのクリスチャン同士の結婚だね。

f:id:jios100:20181022235709j:plain だけど、僕が生まれて6ヶ月で離婚に近い別居状態になっちゃったんだ。

f:id:jios100:20180905032057j:plain えっ。

f:id:jios100:20181022235709j:plain 両親は、お互いクリスチャンだったけど、それでも、色々うまくいかなくなってね。僕は母親と2人で北海道から大阪に引っ越した。物心ついたときは父親はいなかったんだ。

 f:id:jios100:20180905032057j:plain それは辛かったね。

 

f:id:jios100:20181023000112j:plain

↑お父さんと。小さい頃に離れ離れに。

 

f:id:jios100:20181022235709j:plain でも、不思議と家族が欠けてるっていう感覚はなかったかな。神様の存在がお父さんみたいな感じだったから。そんなに意識しなかった。

f:id:jios100:20180905032057j:plain スゴイな・・・いつからイエスを信じるようになったの?

f:id:jios100:20181022235709j:plain 実は信仰告白をしたのは3歳のときでね。

f:id:jios100:20180905032057j:plain は?! 3歳?!

f:id:jios100:20181022235709j:plain そう。なぜか、3歳のときに自分の罪によって天国に行けないことにすごく焦りを不安を感じたんだよね。それで、母親にどうやったら天国に行けるかを聞いて、そこで信仰告白をしたのは覚えてるんだよね。

f:id:jios100:20180905032057j:plain その頃の記憶があるのもすごいし、信仰告白ができるのもスゴイな・・・

f:id:jios100:20181022235709j:plain 後から聞いたんだけど、写真の「献児式」<けんじしき>のときにね・・・

f:id:jios100:20180905032057j:plain 「献児式」って・・・?

f:id:jios100:20181022235709j:plain あ、「献児式」っていうのは、子供が夫婦のものではなく、神様から預かった大切な人格と確認して、神様と共に子どもを育てていくことを誓う式だよ。

f:id:jios100:20180905032057j:plain なるほど、そういうことをやるクリスチャンもいるんだね。

f:id:jios100:20181022235709j:plain その時に、父親が「この子が人生のなるべく早い時に、自分の罪を知って、悔い改めるように」と祈ってくれたみたいなんだよね。だからこそ小さな頃から神様の存在を認識しはじめたのかも。

f:id:jios100:20180905032057j:plain 赤ちゃんに「罪を知るように」と祈るの、なんかスゴイな(笑)

f:id:jios100:20181022235709j:plain でも、本当に自分の罪を認識したのは15歳のとき。その時は熊本に引っ越していて、中高一貫校の男子寮に入ってね。初めて男子の下ネタ満載の環境に放り込まれて。それまで母親しかいなかったから、そういうのに慣れてなくて衝撃だった。

f:id:jios100:20180905032057j:plain 男子寮って見境なさそうやな。

f:id:jios100:20181022235709j:plain そう。本当に異文化体験だった。ほぼ強制的に性的なものに触れて、倫理観が崩されていった。当時は勉強とかも順調で、次第に心が神様から離れていったんだよね。日曜日だけ神様のことを考えて、あとは自分の人生だ、みたいな。

f:id:jios100:20180905032057j:plain 順調な時ほど離れやすいのかも。

f:id:jios100:20181022235709j:plain でも、ちょっとしたことで、ある友達との関係がうまくいかなくなって。それがキッカケで他の人からもハブられはじめてしまった・・・。そんなときに、心の寂しさを埋めようとして、当時付き合っていた女の子と、「一線」を越えようとしちゃったんだよね。

f:id:jios100:20180905032057j:plain おお・・・

f:id:jios100:20181022235709j:plain その時に、雷が頭の中でドーンと落ちたような感覚に陥った。本当に、文字通り背筋が寒くなってね。恐ろしくて恐ろしくて、ブルブル震えて、何もしないまま寮に帰ったんだ。

f:id:jios100:20180905032057j:plain 一歩手前で止められた。

f:id:jios100:20181022235709j:plain そう。それで寮に帰って、ベッドの中で「世の光」というラジオ伝道をしていたクリスチャングループの番組を聞いた。母親からもらって、ipodに入れていたんだよね。そしたら、突然涙が止まらなくなって。その時に神様から離れていた自分を客観視した。学校での立場も、友達もすべて失ったと思って、孤独の中もがいていたんだけどね。でもその中心には、自分勝手に生きている自分がいたんだ。そんな自分でも、神様は変わらずに愛してくれるんだと気がついた。心がすごく満たされて、「自分は何をしてるんだろう。神様のもとに戻ろう」と思ったんだ。それが信仰に立ち戻ったキッカケかなぁ。

f:id:jios100:20180905032057j:plain なるほど・・・絶望の中に、神様の存在を感じたんだね。

f:id:jios100:20181022235709j:plain そうだね。信じたのは3歳だけど、実際に神様を感じる体験をしたのは15歳だね。それで、16歳のときに洗礼を受けた。

 

 

ICU国際基督教大学)へ入学 

f:id:jios100:20181023000325j:plain

↑ ICUでは寮生活だった。

f:id:jios100:20180905032057j:plain それで、大学はICU国際基督教大学に行ったんだよね。どうしてその大学を選んだの?

f:id:jios100:20181022235709j:plain 僕はずっと「科学で神様の存在を証明したい」と思っていたんだよね。だから、最初は理系の方に進もうと思ってた。だけど、ベネッセが「法学部の方が向いてるよ」って何度も言ってきてさ。

f:id:jios100:20180905032057j:plain ベネッセが(笑)

f:id:jios100:20181022235709j:plain そう、ベネッセが(笑)理系の科目も得意だったんだけど、なぜか文系の方を勧めてきたんだよね。どうやら僕の思考パターンが法曹や公認会計士とかに向いていたみたい。それで、高校時代、次第に文系の方に傾いていくんだけど、ベネッセに将来を決められちゃうのは嫌だな~って思って。

f:id:jios100:20180905032057j:plain ウケる。

f:id:jios100:20181022235709j:plain だったら、文系、理系関係なく幅広く学べるリベラル・アーツ・カレッジに行こうと決めた。広く学ぶ機会を失いたくなかったんだよね。だからICUはうってつけの学校だった。

f:id:jios100:20180905032057j:plain なるほど。僕も同じような感覚で学部を選んだなぁ。実際、ICUに入ってどうだった?

f:id:jios100:20181022235709j:plain 大学に入ってまず衝撃だったのは、同年代のクリスチャンが大勢いたこと。熊本にいたときは教会で一番年齢が近いのが40歳の牧師さんだった。だから、大学生になって、同世代のクリスチャンと大勢出会って、お互いのために祈り合ったり、手をあげてたり踊りながら賛美をしたりする姿を見たのは、いい意味でのカルチャーショックだったな。

f:id:jios100:20180905032057j:plain 確かに、熊本の教会から来たらビックリするよね。

f:id:jios100:20181022235709j:plain 目からウロコだったのは、CCC(キャンパス・クルセード・フォー・クライスト)のスタッフのYさんに教わった、「3M」っていう概念。

f:id:jios100:20180905032057j:plain 3M? はて?

f:id:jios100:20181022235709j:plain 「マスター(Master)・ミッション(Mission)・メイト(Mate)」っていう考え方でね。まず、自分の人生は誰に従うのかっていう絶対的な価値観を決める「マスター(Master)」。この「マスター」は神様であり、イエスさまだよね。

そして、将来自分の人生で何をしていきたいかっていう「ミッション(Mission)」。将来のビジョンのことだね。

そして、最後に「メイト(Mate)」。人生の伴侶だね。このMを決めていく順番が大事だって教わったんだ。マスターが1番で、その次にミッション、最後にメイト。

f:id:jios100:20180905032057j:plain ナルホド。確かに、「マスター」や「ミッション」がバラバラの「メイト」だとうまくいかないしね(やべ、俺も習ったのに忘れてた)。

f:id:jios100:20181022235709j:plain それを聞いたときに、ああ、僕は「メイト」から選ぼうとしていたなって気が付かされたんだ。

f:id:jios100:20180905032057j:plain へぇ~~(ぎくり)

 

 

▼モヤモヤからスッキリへ 〜聖書読みまくりの日々〜

f:id:jios100:20181023000528j:plain

↑ ICUでは演劇の活動もしていた。

f:id:jios100:20180905032057j:plain 大学時代に、たくさん神様のことを学べたんだね。

f:id:jios100:20181022235709j:plain でも、信仰が練られる時もあったよ。

f:id:jios100:20180905032057j:plain というと?

f:id:jios100:20181022235709j:plain 今度は、別のクリスチャン団体の大規模なキャンプの話なんだけどね。その団体の泊りがけのキャンプに行ったとき、テーマがマラキ書だったんだよね。

f:id:jios100:20180905032057j:plain またチャレンジングな箇所を選んだな(笑)

f:id:jios100:20181022235709j:plain その中で、「神がイスラエルを叱責している」という聖書の部分を引用して、「これは私たち、日本の教会に語られているんだ」というメッセージがあったんだよね。

f:id:jios100:20180905032057j:plain ほうほう。

f:id:jios100:20181022235709j:plain 「聖書に書いてある『イスラエル』というのは、『教会』のことだ」というわけだよね。

f:id:jios100:20180905032057j:plain あ~。完全な「置換神学」だねぇ。

(置換神学:簡単に言えば、聖書の中の「イスラエル」を「教会・クリスチャン」と読み替えること。間違った解釈の原因になりやすい)

f:id:jios100:20181022235709j:plain その論理で、「僕ら日本人が戦争のときに他国の教会にしたことを謝罪しなきゃいけない」っていうのがそのキャンプの結論だったんだよね。

f:id:jios100:20180905032057j:plain うわ~~論理が飛躍してるね。

f:id:jios100:20181022235709j:plain ははは。結論の是非はともかくとして、僕は、彼らの聖書の読み方に疑問を持ったんだよね。「いやいや、マラキ書の同じ章の中で、叱責される対象とは別に『諸国の民』って表現が出て来るのに、わざわざ『イスラエル』を『教会』と読むのはおかしくない?」と、疑問がわいたんだ。

f:id:jios100:20180905032057j:plain 至極当然の疑問。うーん。モヤモヤするねぇ。

f:id:jios100:20181022235709j:plain この時に、「聖書は比喩的に読むと、自分の好きなように解釈できてしまう」と気がついたんだ。それで、もっと聖書を読みたくなって。どんどん聖書を読んで、それをアウトプットしていくっていうのが、僕の大学生活だったなぁ。

f:id:jios100:20180905032057j:plain ケイゴの部屋に1回行ったけど、聖書関連の本がズラリと並んでいてスゴかったのを思い出すよ・・・。

f:id:jios100:20181022235709j:plain そうして、聖書を読んでいくうちに、今通っているハーベストタイムミニストリーに出会った。また目からウロコだった。聖書の中の「イスラエル」は「イスラエル」なんだと。自分たちは「霊的イスラエルと言われるけど、それは間違いで、僕たちは「異邦人(外国人)」なんだと気がついたんだよね。

f:id:jios100:20180905032057j:plain パラダイムシフトだね。

 

 

▼メディアに興味を持ったキッカケ

f:id:jios100:20181023001117j:plain

f:id:jios100:20180905032057j:plain メディアに興味を持つキッカケは何だったの?

f:id:jios100:20181022235709j:plain 一番はじめのキッカケは、熊本のじいちゃんとばあちゃんがイエスさまを信じたことかなぁ。

f:id:jios100:20180905032057j:plain ほう。それがどうメディアにつながるの?

f:id:jios100:20181022235709j:plain ばあちゃんは、亡くなる前から、1人で信仰を持つようになったんだ。なぜ信じたかというと、熊本で一緒に住んでいた母と僕の2人の信仰生活を見て、それでイエスさまを信じるようになったんだよね。

f:id:jios100:20180905032057j:plain おお。2人の「生き方」を見て救われたんだね。

f:id:jios100:20181022235709j:plain 同じように、じいちゃんも、亡くなる直前に、母と僕の姿を見て、信仰を持った。僕にとってはすごく不思議なことだったんだよね。

f:id:jios100:20180905032057j:plain どう不思議だったの?

f:id:jios100:20181022235709j:plain そもそも、母が父と別れていなければ、僕らは熊本に住んでいなかった。父も母も神様を愛していたのに、2人はうまくいかなくて別れることになって。でも、だからこそ、熊本に帰ってくることになった。もし僕たちが熊本に帰ってこなければ、じいちゃんも、ばあちゃんも神様を知らないまま死んでしまったかもしれない。

f:id:jios100:20180905032057j:plain おおお。神様が辛い経験さえも用いてくれたんだね。

f:id:jios100:20181022235709j:plain そう。神様は、人間の失敗を使って、僕らの人生に実際に現れて救いに導いてくれるということを体験したんだ。ストーリーはこれだけじゃなくてね。

f:id:jios100:20180905032057j:plain まだあるんか。

f:id:jios100:20181022235709j:plain 母方の祖父母の死を受けて、僕は初めて父方の祖父母に生きているうちに会いたいと思うようになったんだ。それで、母に初めて「お父さんの家族に会いに行きたい」と言ったんだ。

f:id:jios100:20180905032057j:plain お母さんの反応は?

f:id:jios100:20181022235709j:plain 「1ヶ月待ってほしい」と言われた。その間、僕は、父の出生地のアメリカにも思いを馳せるようになっていたから、ちょうどそのタイミングで募集していた「AIU」という保険会社のアメリカ派遣プログラムに申し込んだんだよね。

f:id:jios100:20180905032057j:plain お~。

f:id:jios100:20181022235709j:plain そしたら、同じ時期に、父のお姉さんがまだ北海道で牧会をしていることが分かった。でも熊本から北海道に行くお金がなかなか工面できなくて困ってた。

f:id:jios100:20180905032057j:plain うんうん。

f:id:jios100:20181022235709j:plain でも、そんな中、AIUのプログラムの一次面接に受かって、「東京までの旅費を出してあげるから、最終面接においで」と言われたんだ。

f:id:jios100:20180905032057j:plain お?!

f:id:jios100:20181022235709j:plain それで、東京まではAIUのお金で、実質タダで行けて、東京から北海道への旅費だけで済んだんだ。結局、AIUの面接は落ちてしまったんだけど、実はAIUのプログラムそのものが「豚インフルエンザ」でキャンセルになってしまったんだよね。

f:id:jios100:20180905032057j:plain つまり、東京までタダで行くためのAIUプログラムになったっていうこと?!

f:id:jios100:20181022235709j:plain その通り! 本当に、東京への旅費のためのプログラムになった(笑)。結局、それで父親の親戚と会えて、父方の祖父とのやりとりもそこから始まったんだ。

f:id:jios100:20180905032057j:plain ナルホド。でもそれがどうメディアにつながるの?

f:id:jios100:20181022235709j:plain つまり、僕は自分の人生を通して「神様は僕の人生の中で働いている」というのを強く、リアルに体験してきたんだ。神様って僕の人生だけじゃなくて、いろんな人の人生の中に働くよね。この地上の歴史の中で、神様は働くなと思ったんだよね。

f:id:jios100:20180905032057j:plain ほうほう。

f:id:jios100:20181022235709j:plain そこから、神様がこの地上で歴史に介入する、その瞬間を切り取ることができたら、僕の人生最高だなと考えるようになって。それができるのは何かと考えたときに、メディアだろうなって思ったんだよね。

f:id:jios100:20180905032057j:plain なるほど。確かに、記者は起こっている事象の中から、重要な部分を切り取る。カメラマンはその瞬間を切り取るって感じだね!

 

 

▼神様からの召しを待ち続けた就活

f:id:jios100:20181023000741j:plain

↑ 大学から一眼レフで写真を撮り始めた。

f:id:jios100:20180905032057j:plain メディアに興味を持って、実際そこからどうしたの? 

f:id:jios100:20181022235709j:plain カメラ関係のバイトを始めたんだよね。

f:id:jios100:20180905032057j:plain 確かに、いつも一眼レフ持ってたイメージ。

f:id:jios100:20181022235709j:plain そう、大学に入ってから、人の表情を切り取るカメラって面白いなって思って。それで、一眼レフデビューをして、写真を撮るのが趣味になってたんだよね。で、カメラつながりの先輩から紹介してもらって、共同通信「写真部」というところでバイトを始めたんだ。だから、必然的に共同通信をはじめとしたメディアに就職したいなって気持ちが高まっていったかな。

f:id:jios100:20180905032057j:plain 共同通信でバイトなんてマジ普通じゃないね(笑)就活はどうしていたの?

f:id:jios100:20181022235709j:plain 実は、本当は就職したくなかった。中学生の頃から神様を伝えたいって思いが強くなって、その頃からずっと牧師や宣教師になりたいと思っていたんだよね。

f:id:jios100:20180905032057j:plain おお。僕と同じ。

f:id:jios100:20181022235709j:plain でも、一方で、「こんな自分がやってもいいのかな」という思いもあった。だから、神様に対しては、明確な「コーリング」、つまり「召し」が欲しいとずっと祈っていたんだよね。逆に言えば、明確な召しがないのに、牧師になったりして苦労している人たちを見てきたから、「召しがない限りは絶対にその道に進まない」というのは決めてた。

(※コーリング・召し:クリスチャンは、神の計画通りに生きたいと願う。ゆえに、神から「こう生きよ」という呼びかけを待っている。それを「コーリング」(calling)や「召し」と言ったりする。コーリングを受ける方法は、聖書の言葉を通して悟ったり、他のクリスチャンから何度も同じことを言われたりなど、様々である)

f:id:jios100:20180905032057j:plain でも、全然コーリングなかった。

f:id:jios100:20181022235709j:plain そう、なかった。だから、僕の年は3月から就活解禁だったんだけど、それまでは就活はしないと決めた。「それまでにコーリングがあれば、神学校に行く」と祈っていたんだよね。でも、コーリングがないまま、あっという間に3月になっちゃった。僕としてはすごく悲しかったんだよね。

f:id:jios100:20180905032057j:plain なるほど。コーリングがないから、就活を始めたんだ。

f:id:jios100:20181022235709j:plain そう。「神様、もし就活ダメだったら、僕は神学校にいきますからね!」と、半ばふてくされたような祈りをしながらね(笑)

f:id:jios100:20180905032057j:plain ふてくされた祈り(笑)

f:id:jios100:20181022235709j:plain でも、かといって、例えば商社マンになってお金をバリバリ稼ぐっていうのも考えられなかった。だからさっきも言ったような「神様の働きを切り取る」メディアへの就職をしようと思ったんだよね。最初は写真カメラマンとしての就職を考えていたから、共同通信日経新聞などのカメラマン採用を受けてた。

f:id:jios100:20180905032057j:plain なるほど、最初はムービーのカメラマンじゃなくて、スチールカメラのカメラマンを目指して就職活動をしていたんだね。

 

 

▼テレビ局を受けた理由

f:id:jios100:20181023002523j:plain

↑ エルサレムにて。

f:id:jios100:20180905032057j:plain テレビ局は受けなかったの?

f:id:jios100:20181022235709j:plain テレビはNHKだけ。なぜかというと、共同通信でアルバイトをしていたときに、御嶽山の噴火があったんだけどね。

f:id:jios100:20180905032057j:plain あったね。あれは大ニュースだった。

f:id:jios100:20181022235709j:plain その時に、共同通信の人たちは、みんなNHKを見て取材をしてたのが印象的だったんだよね。

f:id:jios100:20180905032057j:plain そうだなぁ。僕も民放で働いてるけど、災害が起きたらNHK見ちゃうな。

f:id:jios100:20181022235709j:plain メディアの人たちも注目するNHKはすごいなと。それで、「地上での神様の働きを切り取って伝える」っていう目線なら、NHKがいいかなって思ったんだよね。写真もいいんだけど、やっぱり何かが起こったときに、リアルタイムで多くの人に現状を伝えるっていう力は、テレビには勝てない。

f:id:jios100:20180905032057j:plain テレビの醍醐味は何といっても生放送だからなぁ。

f:id:jios100:20181022235709j:plain そんな感じで就職活動を進めていたんだけど、共同通信には残念ながら落ちちゃったんだよね。筆記試験がめちゃめちゃ難しかった。

f:id:jios100:20180905032057j:plain おうふ・・・

f:id:jios100:20181022235709j:plain もうどうしようと思って。NHKも受かると思ってなかったからさ。日経新聞も落ちたら、熊本の地元紙も受けなきゃなぁと弱気になってた。でもそんなときに、奇跡的にNHKから内定をもらって、今に至るという感じ。

f:id:jios100:20180905032057j:plain NHKの面接では、どんなことをアピールしていたの?

f:id:jios100:20181022235709j:plain 面接では、試験官が僕の生い立ちに関心を持ってくれた印象かな。中学の頃、仲間はずれにされた辛い経験とかをありのまま話して、「社会的弱者」に寄り添うような仕事をしたいとか。あとは、大学時代、哲学や宗教を専攻していたから、中東に興味があって、「将来中東の支局で働きたい」とも言ったかな。

f:id:jios100:20180905032057j:plain ケイゴといえば、イスラエルっていうイメージ(笑)

f:id:jios100:20181022235709j:plain ははは(笑)あとは、さっきも言った、「歴史的瞬間に立ち会いたい」っていうのもアピールしたかな。「神が介入する」と言うと説明が長くなるから、あえてそれは言わなかったけどね。自分の信仰については、聞かれればいつでも話す準備はしていたけど、特に聞かれることはなかったから、あまり話すチャンスはなかった感じ。

f:id:jios100:20180905032057j:plain なるほど。ケイゴの熱意が伝わって、狭き門を通過したんだね。

f:id:jios100:20181022235709j:plain そうだね。正直受かると思ってなかったから嬉しかったし、「あ、神様の導きはここなんだ」というのが一番の感想かな。

 

 

▼報道カメラマンとしてのビジョン

f:id:jios100:20181023003758j:plain

f:id:jios100:20180905032057j:plain どういうときに仕事のやりがいを感じる?

f:id:jios100:20181022235709j:plain やっぱり、日々のニュースに関われることと、自分が関心のあることを企画を作って大勢の人に見てもらえるチャンスがあるっていう環境があることかな。自分としては、「人間のあたたかさ」をテーマに企画を作ろうと思ってる。特に今は地方で働いているから、視聴者の方が僕の企画を見た後に、心のどこかにあたたかい感情を持ってくれたらいいなと思ってレポートを作ってるよ。

f:id:jios100:20180905032057j:plain 逆に、もどかしさというか、葛藤はある?

f:id:jios100:20181022235709j:plain どう福音を伝えるかが葛藤かな。この間、無人駅でお花を生けている90歳のおばあちゃんの企画を作ったんだけどね。取材した2ヶ月後に、その方が亡くなった。その知らせを受けたときに、せっかく普段会えない人と、仕事を通して会っているのに、その人の救いに対して何の危機感も持っていない自分に気がついて。仕事で知り合った人にどう福音を伝えるかっていうのは悩みどころかな。

f:id:jios100:20180905032057j:plain 確かに、仕事で普段会えない人たちと関われるっていうのは報道に携わる者の特権だよね。どう福音を伝えるか悩むね。

f:id:jios100:20181022235709j:plain そう。自分の信仰を押し付けることになっちゃいけないし。自分はNHKという会社の看板を背負って取材させてもらっているっていうのもあるから、仕事中に積極的な形で福音を伝えることは、なかなかできないしね。でも、取材が終わったら、ただの友達になるわけで。その人たちと取材した後も関わっていくってことはできるんじゃないかなと思う。

f:id:jios100:20180905032057j:plain 今後のビジョンは?

f:id:jios100:20181022235709j:plain 正直なところ、僕は今でも神様からのコーリングを待ってる。牧師や宣教師としてのね。いつでも神様が僕に召しを与えてくれたら、すぐにその道に進もうと思う。でも、それがないうちは、今与えられた仕事を誠実にやりたい。将来につながることも必ずあるはずだと思ってる。

f:id:jios100:20180905032057j:plain 目の前の仕事を頑張ると。

f:id:jios100:20181022235709j:plain そう。神様が僕の人生に介入してくれていると思う。カメラマンとして海外に行きたいなとも思ってるよ。でも、僕の会社はすごくスロースペース。地方勤務から始まって、早くても6年、遅かったら10年で東京に上がってこれる。そこで3年ぐらいでいい成績を出せば特派員として海外に行ける。でも、行けても3年で終わり。そういうシビアな世界にいるんだよね。でも、せっかくこの会社に入ったからには、海外でも働いてみたいし、今はその道に進めるように、精一杯やりたいと思っているよ。

f:id:jios100:20180905032057j:plain もしかしたら、中東支局のカメラマンとして、イスラエルでの終末の瞬間を撮影できるかも?!

f:id:jios100:20181022235709j:plain ははは。もしロシアとかからの攻撃があったら、「この後、地震起きますよ~」と預言できるかもね(笑)(※エゼキエル38章にそのような預言があります!)

 

f:id:jios100:20180905032057j:plain 最後に、ケイゴがいつも心に覚えている聖書の言葉を教えてください。

f:id:jios100:20181022235709j:plain 申命記の8章だね。

あなたは、人がその子を訓練するように、あなたの神、主があなたを訓練されることを知らなければならない。あなたの神、主の命令を守って、主の道に歩み、主を恐れなさい。あなたの神、主があなたを良い地に導き入れようとしておられるからである。

申命記8:5~7)

f:id:jios100:20181022235709j:plain これは僕の人生のテーマ。中学生の頃の苦い経験も神様を知る糧になった。その時は、大変な経験だったけど、でも神様がずっと一緒にいてくれていると知るキッカケになった体験だった。

f:id:jios100:20180905032057j:plain 神様が「良い地」に導いてくれると分かっているからこそ、どんな訓練も耐え忍ぶことができるね。全てを益としてくださる神様に感謝! ケイゴの今後の活躍に期待してます!

 

(了)